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AWSエンジニアの日常。地に足をつける。

【ポエム】転職にあたっての振り返り(SES→AWSエンジニア)

Twitter眺めていたら良いお題があったので、久しぶりに文章を書いた。

リプしようとしてたら元ツイ消えちゃってたからなんかブログにポエムとしてまとめてみる。

自己紹介

  • 現職は独立系SIerのインフラエンジニア(SESのオンプレor仮想基盤)な私。
  • 今後のキャリアを考えパブリッククラウドに慣れ親しむエンジニアになりたいと思って転職活動を始め、ご縁がありAWSに特化した企業のオファーをいただけた。

はじめに

キャリアチェンジに際して、下記3点を入社前に今一度振り返ってみようと思う。

  • 現職のSESのインフラエンジニアとの比較
  • なぜクラウドエンジニアとしてのキャリアを選ぶのか?
  • このキャリアに懸念はないのか?

SESインフラエンジニア vs AWSエンジニア

以下、SI、AWSと略してく。

1. 経験フェーズ

  • SI:下記のような幅広いフェーズを経験できる。
    • 基本設計〜詳細設計〜構築/移行〜運用/保守
  • AWS:フェーズは上流に特化。
    • 基本設計〜詳細設計〜構築まで

2. 各技術の経験値

  • SI:とにかく幅広く、浅く。
    • 製品/OSS、OS/ネットワーク、構築/運用、サポートなど多岐にわたる。
  • AWSAWSを軸に、関連の技術にも強くなれる。
    • AWS!!!!! + 関連技術

3. 商流

  • SI:2次受け・3次受け
    • 顧客は大手SIer
  • AWS:1次受け
    • 顧客はユーザ企業

4. 仕事の進め方

  • SI:チームで働く、大規模PJ
    • 周りと上手くやる力が必要
  • AWS:セルフマネジメント、小規模PJ
    • 個人で仕事を進める力、周りに相談する力が必要そう

5. 働き方

  • SI:基本は客先常駐、各PJによる
    • 準委任
    • 成果に関わらず、与えられた役割を遂行すればOK
  • AWS:客先常駐なし、基本フルリモート・フルフレックス
    • 基本請負
    • 働き方は自由だが、期間内に確実に成果を生むことを強いられる

なぜAWSエンジニアと言うキャリアを選ぶか?

1. 今最も熱い技術領域のひとつだから

  • パブリッククラウドは既存のオンプレ仮想基盤に負けるとも劣らないインフラ技術領域の選択肢。
    • インフラ担当のエンジニアとして、キャッチアップすべきな技術のひとつ。

2. 顧客の知識が成熟していて技術への期待値が高い

  • 一昔(5,6年)前であれば、少しAWSの知識があったり、経験があればすごい!というレベルだった
    • 今や皆(インフラだけでなくアプリ技術者も)が詳しくなってきていて、少々知識・経験がある程度ではもはや価値がない。
      • この技術領域で戦っていくには特化しなければならない!!

3. 特定の技術のスペシャリストになりたいから

  • AWSに限った話ではないが、1つの領域に特化できれば横展開しやすい。
    • 今最も熱く、顧客の期待も大きい技術領域での業務経験を通じて、技術者として大きく成長できることを期待。

懸念

1. ベンダーロック

  • この懸念はあるが、まずは「AWSを極める」は必須。
    • その後、情勢を鑑みて、マルチクラウド方面にスキルを広めていくか、更にAWSに特化させるかはその時考えれば良し。

2. クラウド以外の技術に弱くなる?

  • これは考えにくいと思う。
    • AWSを利用したシステムを設計・構築するときに単にAWSのことだけを考えればOKなんて状況は存在しない。
    • AWS基盤上で動くアプリや外部システム、既存のオンプレミスとの連携についても考えることは必須で、AWS以外の技術についても詳しくならないといけないことは確実。

3. 構築以降のフェーズを経験しづらい

  • これはひとつ残念なところだと思うが、今後も率先してやっていきたいわけではない(移行/運用/保守)
    • やりたくなったらまた考えればいいのでは、と思う。
      • SIに戻る or 自社開発の会社に行く
    • 転職を決めて一番よかったことは、「今したい・すべきことをする、後のことは後で考える」と考えられるマインドになれたことかも。

その後のキャリアとして

まずは「AWSを極める」は確実に遂行することを第一に、その後については今は考えないことにする。 今見えている景色と絶対違ってくと思うし、転職後の業務や技術に慣れてから考える。

まとめ

  • SIの働き方とは大きく違う
  • 今最も熱い技術であるAWSを極め、行くとこまで行く
  • まずはAWSを極め、そこから次の戦略を考えよう